« January 2005 | Main | March 2005 »

February 2005

Monday, 28 February 2005

文化、文化・・・

なかをさん、昭和30年代「文化」ブームだったのですね。
たしかに、文化包丁とか文化鍋とか、ありますねー。
今で言うと「最新の科学テクノロジーをつかった新製品!」みたいな言葉だったのかな。「テクノロジー」は「技術」といってもよさそうなのに、やっぱり「テクノロジー」という響きの方いい。当時「文化」とつけたがったのも、同じような感覚でしょうかね。
昭和30年代を生(なま)では経験していない私は、コメントを読んでなるほど!と思いました。

さて、なかをさんのコメントを読んで、学校の「文化祭」について考えました。ふつう「文化祭」と「体育祭」は対になっています。
ある学校では「文化祭」がなくて「学園祭」があります。「文化祭」は演奏や演劇や研究発表をする場で、それプラスお祭り的要素が強く加わっているのが「学園祭」かな。でも今は境界線があいまいになっています。
さらに、私が今いる学校では「文化祭」も「学園祭」もなく、「表現祭」があります。内容は演奏や演劇や研究発表をする場です。生徒の文化的な「自己表現」が目的なので、運動部が「一般参加型ビーチバレー大会」を企画することはOK。でも、学園祭によくあるような「ものを売るのが目的の企画の羅列」はありません。
今まで「表現祭は文化祭みたいなもの」と思っていました。すると「表現≒文化」となります。「表現祭」の説明としては外れてはいませんからよかったのですが、今回の話題で違和感を覚えました。

「『東急文化会館』が『東急表現会館』だったら・・・?」
と考えました。そして、
「五島プラネタリウムは『文化施設』か『表現施設』か?」
といったら、「表現施設」ではやはりおかしい気がしました。
「表現」は自己が主軸になっていて一方的な行いな感じがして(もちろん受け手はいるのですが)、「文化」はもっと客観的で学問・時間・人もひっくるめた横のつながりをつくっていく感じがします。
五島プラネタリウムは、投影機での表現、各解説員や学芸員の表現をつかってはいるけれども、「表現」が目的ではなくて「天文学という文化の普及」が目的で、それらは大きな違いがある気がします。

まぁ、表現あっての文化なのかもしれませんし、文化あっての表現でもあるかもしれず、そんなに線引きにこだわることはありません。
ただ、「文化祭」と「表現祭」は違うんだなと、ちょっとした発見があったのです。
今は「プラネタリウムでどんな表現をするか?」の面が注目されているように感じます。
私が仕掛けた企画投影も、いわば「表現投影」の方に入るのでしょう。
せっかくのプラネタリウムの空間ですからいろんな表現が実現できる機会が増えるのは楽しみです。でも五島プラネタリウムの一般投影のような「文化投影」をいつでも見られる環境も欲しいと思うのです。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Sunday, 27 February 2005

東急文化会館の床屋さん

くろがねさん、ゴールデンホールについてのコメントありがとうございます。

あの床屋さん、「文化理髪室」といいましたね。
「文化会館」だからって床屋の名前に「文化」とかぶせてあるのがすごい。
ついでに、「文化靴修理部」もありましたね。
ビルができたときの、なにがなんでも「文化」で満たそうとした心意気に、熱いものを感じます。
あそこはいわゆるひとつの長嶋さんのいきつけの床屋だったそうで、VIPルームのようなものがあったとききました。
一度や二度はミスターとニアミスしていたのかもしれません。
ビルの閉館の際、床屋さんは大田区に、靴修理屋さんは武蔵村山に、それぞれ新規オープンで移ったのでした。

今日はちょっと懐かしく思い出してみました。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Saturday, 26 February 2005

陸に上がった河童

渋谷区ケアコミュニティ桜が丘で2月の「星のつどい」がありました。
残念ながらお天気は曇っていて観望会はありませんでした。
それでも30人ほどの方がお集まりになり、参加者の発表や質問があり、
星から学んだ1時間半でした。

観望会ができず時間がたくさんあるということで、
わたしも急遽パワーポイントの映像資料を準備して
旭川の新しいプラネタリウムの紹介をしました。

私の話のあとで、五島プラネタリウムでメンテナンスと投影を担当されていた村松さんのコメント、
「(五島にいたころは)プラネタリウムの機械をいじれるのと解説までやれてとても幸せな時間だった」
のに
「今は、まるで陸に上がった河童のようです」
というのがなんだか胸に残っています。

かつて村松さんが保守点検していた投影機がうつす星空で、村松さんの解説をきいたことから、「星を見てみたい」と思いました。
プラネタリウムの日没のときの
「さぁ、さっそく太陽に沈んでもらいましょう」
の声。
夕暮れや日没をあんなに楽しそうな声で案内する人がいるのを、私はそれまで知りませんでした。そこで「夜を迎えるのは楽しいことなんだ」「星を見るのは楽しそうだ」と思うことができたのです。だから、来月も、来週も、次の時間も・・・とどんどんプラネタリウムに足を運ぶことになり、星に興味を持ち続けることができました。

また、村松さんの楽しそうな声がききたいです。
「水を得た魚」の姿を早く見られたらいいのにな。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Friday, 25 February 2005

お休みの一日

しばらくさぼってしまいました。すみません。

今日は文集の印刷について電話をかけ、印刷所の方と相談して
紙やら表紙やらの大まかな内容を決めました。
現実的なお金の話も。
しかし月末に向けて本職の方の締め切りもあれこれあって
良い調子ですすみかけていた文集作業はちょっと停滞するかも。

明日は第四土曜日、渋谷で「星のつどい」があります。
五島プラネタリウムの資料を受け継いでいる、
渋谷区五島プラネタリウム天文資料の毎月恒例のイベントです。
どなたでも参加できて、無料です。
室内での説明や情報交換のあと、晴れていれば観望会があります。
ぜひぜひご一緒にどうぞ。
本物の星空へ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Tuesday, 22 February 2005

ゴールデンホール

なかをさん
そうですそうです、月曜日の休館日に、7階のゴールデンホール使用で、という計画で。

そういえば、五島の閉館の少し前に「ゴールデンボウル」というドラマが日本テレビ系でありました。
ボウリングを軸にしたストーリーでしたが、レギュラー登場人物の中に「閉鎖寸前のプラネタリウムの支配人」がいて、渋谷のあのビルを意識している企画らしいのが気になって何度かドラマを見たことがありました。

東急文化会館にはエレベーターがふたつあり、通常、五島プラネタリウムへいくときに使わない方のエレベーターをつかうと、ときどき純白の衣装をまとった花嫁さんと乗り合わせることがありました。
こっちはまったくの普段着でプラネタリウム投影までの時間つぶしに他の階へいくところだったりして、その温度差は不思議な感覚でした。

「ゴールデンホール」って、あらためて口にしてみると、とてもゴージャスな名前ですね。
豊臣秀吉の「黄金の茶室」みたいです。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

宇宙旅行

先日の葛飾の投影では、途中で土星へワープした。
土星までいったらぐるっと振り返ると太陽に寄り添う惑星たちが見えた。
青く光る地球も。

遠く離れた星から青い地球を眺めるこの「遠い空の記憶」は、遺伝子のどこかに残されているような気がする。
遺伝子よりも原子、分子の記憶かな。
とにかく、とても懐かしい景色だった。

土星からの帰り道はちょっと寄り道しながら宇宙旅行。
天の川がぐっと逆流するようにあがってきて、大マゼランと小マゼランが天頂付近に。
次に南十字星がぐるっとのぼって頭の真上に来た。

南十字をはじめてみたのは1998年3月のバリ島。
五島プラネタリウムでは3月によく南天の星をやっていた。
ちょうど五島のその投影で予習をして、バリ島へ行った。
石垣島へいったときの地平線ぎりぎりの南十字。
おととしオーストラリアで見たさかさまの南十字。

星なんてまったくわからなかった自分が、今日は宇宙旅行中にすぐ南十字星を見つけることが出来た。
五島プラネタリウムで何度となく見ていたから。
実際にはいけないくらいの、あちこちの南緯での空と日周を見たから。

五島プラネタリウムで南十字星を投影しての結婚式。
いつか会場をお借りするはずだったけど、それは叶わない夢のままになってしまった。

話はとんでしまったが、星を見ることで地球上を移動している実感が湧く。
オーストラリアへ行ったときだって、星空を見なかったら飛行機が着陸した先が本当に南半球なのか、信じられなかったかもしれない。
星なんてまったくわからなかった自分が、よくがんばった。
あのころ、五島プラネタリウムがあってくれてよかった。
いつの日か、宇宙に帰るときも星の地図がわかれば一安心だ。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Monday, 21 February 2005

ミュージックプラネット@葛飾

きのう(日付の上ではおとといになっていますが)は、仕事のあと葛飾へ駆けつけた。
時間にゆとりがあるつもりで、4時頃コンビニへいっておにぎりとサンドイッチを買ってきて、遅いランチをさくっと食べつつyahooで電車の乗り継ぎを調べると、ぎりぎりになってしまうことがわかりあわてて職場発17時5分のバスに乗る。
葛飾のプラネタリウムで行われる来月のライブにはいけないから、今日のCDコンサートには絶対にいかなくてはと思っていた。朝、雪が積もっていたこともあって、寒さと雨対策にいつもより着込んできて正解だった。

ほぼ一年ぶりにお花茶屋へ。葛飾区郷土と天文の博物館へ着いたのは18時45分になっていた。19時スタートだから結果的にはちょうどいい頃合いの時間。
10分前に開場になり、すでにできていた列がなくなったころを見計らってから入り口へ行った。
座席選びの基本に基づいて上の方に座ろうとしたら下の方がすいていたので、めずらしく投影機のすぐ脇に座ってみた。

好きな音楽がプラネタリウムの星空で聴ける楽しみは前回のblogにかいたとおりだが、そこの星空の設定や話の効果であらためて好きになる曲もある。その反対に、今までは気にしなかった星がこういう企画をきっかけにとても好きになることもある。星と音楽がたがいにファンを引き寄せあう。
音楽の趣味も細分化して万人にうけるようなミュージシャンの選出は難しいかもしれない。
でも「このミュージシャンだったら絶対に行きたい」というファンがドームの定員分いれば、その回は成り立つのではないかと思う。そこに来てくれた人に星の楽しみ方のきっかけづくりができたら一般に天文学普及する意味では成功なのではないか。中規模のライブハウスの定員は200人〜500人くらい。ふつうにライブハウスで活動しているミュージシャンならたいてい成り立ちそうだ。星空に合うかとか、星と音楽の接点になる話がどれだけ用意できるか、投影をおこなう解説員にどれだけのコーディネート能力があるかということも考えるとだいぶ数は絞られる。それでも、たくさんの選択肢はありそうだ。
そう思って、「星と音楽の夕べ」のコーディネートをやってみた。
1999年6月5日が「ザバダック特集」の一回目だった。

(あら、6月5日はmasarukさんの誕生日ではありませんか!これも不思議な縁?)

投影のあと、今度の「ザバダック特集」の担当のIさんと飲みに行った。ふたりで日本酒をぐいぐい呑んだ。
それで、私の「夢の思い出」や彼女の「来月の夢」についてあれこれ語りあった。
・・・アルコール濃度が高くなって、あんまり実になる話はなかったような気がしますが・・・
それでふたりとも終電を逃してしまい、タクシー帰宅。(泣)
星と音楽の夢を肴にしたひとときはとても楽しい。昔も今も。

| | Comments (2) | TrackBack (1)

Saturday, 19 February 2005

音 4

五島プラネタリウムで音楽ライブ投影を企画実行したことがある。
会場使用の許可を得て、規定の料金を払って時間貸しさせてもらうのだ。
プラネタリウム投影機の台の上にミュージシャンが乗って歌い、演奏する。
私も台の上には乗ったことがあるけれども、さすがにそこで歌ったことはなかった。

PAを入れて行ったライブもあったが、そうでないライブが私は好きだった。
生のギターの音に、まったくの肉声で、ミュージシャンから発せられた音が直接自分の体に届く。
まるで本当にどこかの高原で夜空を仰ぎながら集っているところに、ミュージシャンが来てくれて私的に歌ってくれているような感覚。
おまけに本当にはありえないような、緯度変化の旅をして南十字を見にいったり北極星を天頂に見たりということも、曲にあわせて自由自在。
みんなでその楽しみを味わう、特別な時間だった。

ただ、直径20mドームの五島プラネタリウムでの生音はかなり厳しい。
ドームは音を反射しないようにできているし、お客さんが入ればもっと音は吸われてしまう。
だからPAを入れたのも仕方なくの処置だったが、閉館を目前にしたその一回きりのチャンスしかなかったライブを約500人の人たちと共有することが出来た。

そのとき一緒に星と音楽を楽しんだひとりの人が、その後プラネタリウムの解説員になった。
来月はその方の企画で、プラネタリウムの星空のもとでのライブが行われる。
自分がやったことが、新しいものを生み出すためのきっかけのひとつになれたのなら、こんなに嬉しいことはない。

星があるだけじゃない、音楽があるだけでもない。
両方とも大好きで、よくわかっているからこそできる、コラボレーション。
葛飾のプラネタリウムには私の夢のひとつを受け継いでくれた人がいます。
彼女は今、自分の夢を育てています。
http://www.city.katsushika.tokyo.jp/museum/

はじめて五島プラネタリウムで演奏したあと、そのミュージシャンはこう言っていました。
「とっても気持ちよかった」
そして聴いている私たちも気持ちよかったのでした。
気持ちの良いプラネタリウム、カムバック!です。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Thursday, 17 February 2005

音 3

五島プラネタリウムの音といえば、「音が降ってくるような感覚」がありました。
解説員の声も、音楽も、ドームの上の方から静かに降り注ぎ、音に包まれるような感覚。
これと同じ感覚には、残念ながらまだどこのドームでも味わっていません。
全てのドームにいったことはないので、もしどこかにあるなら教えてほしいと思います。

新しい館やリニューアルした館では最新の機械やシステムが組み込まれていて、音はとてもクリアになりました。
五島では高音が弱く、それがものたりなくもあり、刺激的な音を少なくしてソフトでもあり、という特徴でもあり。
それでもドームの中でうまく響き合って、高音でも「深み」をつくっていたように感じました。

五島のドーム裏のスピーカーの配置の仕方をご存知ですか?
天頂付近からはL(左)の音が、少し下がったあたりからはR(右)の音が、セットされていたそうです。
だから同心円の席のどこに座っても同じような聞こえ方で、ふわっと包まれることができたのですね。
凝ったつくりの館のように、音が右から左へ(西から東へ?)駆け抜けるような、音の位置を感じるようなことはできなかったけれど、あの「包まれ方」は最高の心地よさでした。

音が大きく刺激的に出ればよいのではなく。
五島プラネタリウムの星の光と同じで、音にも温かいぬくもりがありました。
だから、いつも何度でも、ドームの中に入ってしまったのでしょう。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Tuesday, 15 February 2005

音 2

ふくださん、すみませんー。
「ギア=変速機の意味だったのですね。」とのコメントをいただきました。
言葉の選択が変でしたね。
私も中身と一緒に見ていたわけではないので、本当はどこの部分の音なのかは定かではないのですけれど、とにかく年周とか緯度変化とかでぐーっと動き出すときに「かちゃっ、ふぉーーーっ」みたいになまるで気合いを入れているかのような音が聞こえてきていたんですよ。
もう記憶があいまいです、残念。

私、そういう機械の音が好きなんですよ。
遊園地で働いていた時代の日課、「朝の試運転時に異音がないか確認する」が身に付いて残っているせいかもしれません。(笑)
しゃべれない機械の日々の健康診断は音が重要なんです。(ってまるでその道のプロのように偉そうに語る。)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

masarukさん、なかをさん、コメントありがとうございます。

そうそう、なかをさんの発言からひっぱって座席の話題をとりあげました。
あの、コメント中にある「五島は都内では唯一,館内で飲食が可能でしたね。」とある件。知りませんでした!
私が通うようになったころには
「館内での飲食・撮影は禁止」
と入口に書いてありました。
下の映画館ではポップコーンなどを食べるのが普通で、暗闇で長時間を共有する場としては同じようなのに、さすが博物館、許されないんだなー、と思った記憶があります。

とあるプラネタリウムで、後ろの席に座った人が飴を食べ出したことがありました。
袋をがさごそする音、包み紙をほどく音、口の中で飴を転がす音。
ふだんは気にならないそれらの音が響いて、途中からは投影の中身はどうでもよくなってしまいました。
プラネタリウムでは気になってしまうのですね。

五島でも昔は飲食可能だったのが、何かをきっかけに禁止になったのかもしれませんね。
飲み物は音の迷惑は少ないでしょうが、投影中の暗がりではこぼしたり、隣の人のを倒したりすることもあったのではないでしょうか。
なかをさんのように行き慣れた人ばかりがドームを埋め尽くしていればそんなことはなかったでしょうが、何しろ暗くて見えませんからねー。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Monday, 14 February 2005

どこに座る? 2

それでは、よそをたずねたときどこに座るのか、私の場合です。

1 基本の位置
はじめて行くところ、はじめての番組、では基本を貫き北側コンソール近くに座ります。
宵空にのぼってくる季節の星座を見たいことがひとつ。
オート番組でもそこから見るのを原則につくってあり、映像のバランスや演出効果などはそこから見るのが一番だからというのがひとつ。
西空の夕焼け、東空の朝焼け、両方見られるメリットもあります。
一度しか投影を見ないときはまずこの位置で全体を満喫。

投影前、居合わせた方々がどこに座るかでにぎやかにしていることがあります。
「こっちがすいているよ(と、南側へ)」「どっちがみやすいのかなぁ」「丸いんだから同じだよ!」
そういうとき、ついつい余計なお世話をやいて話しかけたくなってしまいます。
・・・ときには話しかけてしまうこともあります。

2 南側
解説員の真反対側、それも後ろの方に座ることがあります。
これは好きなように星空を見て自分の世界にひたりたいとき。
人も少なく、映像もあまり見えない、北向きのながめは貸し切り気分です。
日周がすすむときの、北極星のまわりをぐるりと星が弧を描くようすを見ているのは、夜を独り占めしている時間のようです。

こういう席に座るときは、投影直前にさっと座ることにしています。
誰かが座っていることで「良い場所なんだメッセージ」を暗に発信して周りに人を呼んでしまうからです。
親切なガイドのいる館では「北側のお席が見やすくなっております」と丁寧に誘導してくれます。それに逆らって南に座るのが少し心痛みます。そういうときも一度は北側へ行き、そろそろと移動する、と。

3 傾斜床では
基本は、上方の真ん中。これも映像が見やすいから。
プラス、だいたいの館はコンソールが上方にあるから、解説員の近くにいるという条件も満たせる席です。
さらにプラス、上の方からだと投影中の機械も見下ろせますし、後ろと振り向くと数々のスライドがカシャカシャはたらいている迫力を味わえます。(そんなことは本筋からははずれてますね。どんなしかけになってるのか?が気になる性格みたいです)
そうはいっても、どの理由も「どうしてもゆずれない!」というほどの理由でもありません。
傾斜床のドームはたいてい下から入場するため、手っ取り早く座りたかったり「一番前」に座りたいという理由で、
「上へ」というアナウンスがなければ下から席がうまりやすいようです。
それでずーっと上の方へのぼっていくと空席がある、というわけで一番ものぐさな私はちょうど希望のあたりに座れることになります。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

Sunday, 13 February 2005

ツァイスくんの息づかい

ふくちんさん、コメント書き込みありがとうございます。
たしか、明石の投影機は無段階に変速できるので、ギアの音は聞こえないと思います。
渋谷の投影機は3段階で変速するようなそういうつくりで、けっこう音がしたり、振動で星がぴくっと動いたり、わかりやすかったのです。
それが「味」というものといってしまっていいのかはわかりませんけど、内部のつくりが表に感じられる部分で興味をそそられました。ブラックボックスの対極でしょうか。
気にしなければ気にならない程度のものが、注目すると投影機のことを知るいろんな手がかりになるのがおもしらかったです。


| | Comments (1) | TrackBack (0)

コメントありがとうございます!

また、何度も更新を確認しに見に来てくださった方、
どうもすみません。

申し遅れましたが、わたくし、勤務に夜勤や泊勤があり、2,3日音沙汰が無くなることがあると思います。
ネタにつまってかけないとか、コメントの内容が気に入らないとか、そういうことで「放置」しているわけではありませんのでご了承ください。
とんでもない深夜、または、平日の真っ昼間に書き込むことがあるのも不規則勤務のためです。
いつ更新されるのか?「うきうきわくわく」「はらはらどきどき」もこのblogの醍醐味ということでどうぞよろしく。

あと、昨年末からうちのネット環境が原因不明の不安定状態になっています。
それで更新の準備があるのにネット接続できないこともあります。ご承知おきください。
(今日はひどい状態でとうとう復活を待ちきれずに、今はこの書き込みをするためにPHSでつなぎました)

あまりに平日真っ昼間も「先生、私たちが学校いっている間に何遊んでるの?」と生徒たちに受け取られ、思わぬ誤解を招きかねないので自粛気分なときもあります(笑)。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Thursday, 10 February 2005

どこに座る?

ふくちんさんのところの掲示板で座席の話題がでている。今日は席についてかきましょう。

五島プラネタリウムの座席は455だった。1990年頃に行われたリニューアル前はたしか500以上あった。
その中のどこに座るか、五島ファンにはそれぞれお気に入りの場所があったようだ。
大きく分けると4種類か。

まず、オーソドックスに北側コンソールの周辺。ここは宵の星空にのぼる季節の星座がよく見えて、後半、プロジェクターで投影される図や表の向きも見やすい。スライドプロジェクターをつかっていたころは、北側にも南側とまったく同じスライドが映されてどちらに座ってもよく見えるようにしてくださっていた。大きなドームにたくさんのお客が入るため、他方向に座っても大丈夫なように配慮してあった。
また、コンソールにいる解説員の肉声が届く範囲に座って解説員の気配を感じながら投影を楽しむ人もいた。

次に、同心円上の中央付近。この席の良い点はふたつある。ドームに見える星の並びのゆがみが少ないのと、ツァイス投影機を間近で見られることだ。投影中の暗闇で、ツァイスくんのシルエットの動きに見とれていたり、モーターの音に耳を傾けていた人はかなり多い。

美しい真っ赤な夕焼けや朝焼けが見たくて東や西に寄ったところを好んで座る人もいる。暗闇にひきこまれていく日の入りと、空が白々と明けてきて夢から覚めるような日の出、どちらも心に残るすばらしい時間で、ここも満喫ポイントだ。

そしてカップルが好むのが一番後ろの壁際の席か、人の少ない南側の席。星が見えにくいとか音が聞こえにくいとか、そういうことに重きはおかない。あまりにいちゃいちゃしすぎていて、投影の合間に職員が注意していることがあった。

私のお気に入りの席はこれらすべて。最初は基本の北側の、リクライニングが深い3列目より後ろに座り、次の投影では違う方角に座ってその向きの星空を見ながら復習。星空初心者にとっては、ちょっと座る位置がかわるだけでも難易度があがる。そのうち投影機や解説員のそばで他のことを楽しみ出す。だから、一日に続けて何度も投影を見てしまっていたのです。復習のためですよ、マニアじゃーありません。

それでは現在、他のプラネタリウムを訪ねたときはどこに座るのかというと・・・
これはまた次回ということで。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Wednesday, 09 February 2005

岐阜のツァイスくん

岐阜には一足早く引退した投影機ZKP-1が展示されています。
近くまで行くたびに足を伸ばしてみようと考えるのだけれど、私はまだ行ったことがありません。
「北海道には行けないけど、岐阜なら何かのついでに」
そんな感覚だったはずが、
「どうせ見るなら星を投影している現役機を」
という気になり、「引退しないうちに」の気持ちも加わっておととし一泊二日で旭川まで行ってしまったのでした。

最近、岐阜へ行ったお友達がいることがわかった!
明石市立天文科学館の"星の友の会"で活躍されているふくちんさん。
渋谷のプラネタリウムの閉館が縁で、うちのホームページでもお世話になっているし、渋谷桜が丘での"星のつどい"にも東京を通るついでにときどき顔を出され、私が明石にふらっと寄ったときには偶然プラネタリウムで会ったりする、とにかくいつもいろいろとお世話になっている人です。

彼のホームページに、岐阜市科学館のツァイス探訪記が載っているのでぜひ一読してください。
←「GO!GO!!リンク」にある「塩屋天体観測所」というホームページ。

投影機のあまりの小ささに「持ってかえりたいっ」。
この気持ちはよくわかります。
許されるなら、置き場所があるなら、お金持ちなら自宅にドームをつくって、星空部屋にしたいところ。

また投影機の展示では、押すと日周運動軸がグルグル回転するボタンがついているとのこと。
「簡単な機構とはいえ、ツァイス・プラネタリウムを自らの手で動かせる感動が味わえます(大げさ)。」
決して大げさではありません。私は明石のドーム前ロビーにある、プラネタリウムの動きの仕組みを説明するミニチュアプラネタリウムのような模型にも感激してしまったのですから。興奮して「日周」「年周」「歳差」などのボタンを押して動かしてしまいましたもの(仕組みは知っているくせに!)。本物の投影機を動かすなら大興奮ですとも。

恒星球が円を描くように動く姿、モーターとギアのかみ合う音、それさえ愛しい記憶です。
最近の一球式のプラネタリウムでは恒星球の位置は変わらず音も以前より静かになりました。改善されたはずが、ちょっと寂しさを感じてしまうのです。

| | Comments (1) | TrackBack (0)

Tuesday, 08 February 2005

かきます!

Weblog開始10日目にしてやっとURLを公表しました。
これまでは「誰も見ていない」という気持ちがそうさせるのか、なんだか堅かったですね。
これからはもう少し、ゆるやかに、明るく、いきたいと思っています。

黒い画面が堅く暗くみえてしまうかもしれません。
はじめはやっぱり黒でないと!これは投影機の色です。
それに五島プラネタリウムで印象的だった、ドームを照らしたブルースカイと夕焼けの赤を添えました。
だけど暗くならないように、というのでなかなか落ち着きませんでした。

画像は1999年クリスマスのころの五島プラネタリウムです。
五島プラネタリウムは館内撮影禁止だったため、私の手元にはほとんど写真がありません。
この写真は会場をお借りしてイベント投影を行ったときのものです。
ツァイスくんの姿、懐かしいですね。

前々からweblogをやろうとおぼろげに考えていました。
それが先月旭川へ行ってから、五島のことをたくさん思い出して、閉館のときの感情も呼び覚ましてしまい、
はじめるなら今だと決めたわけです。

この勢いに乗って文集も完成させたいと、仕事の合間にファイルとパソコンを広げて作業しています。新学期までになんとか目処をつけなくては。新しい年度になると学校はなにかと忙しくて他のことを考える余地がなくなってしまうので、ときどき夜中寝ないでやっています。以前もそんなことをしてすぐに体調をくずしてしまいました。今度は健康管理に十分気をつけながら、フル回転でがんばります。とはいっても、風邪でもひいたら本職復帰だけで頭がいっぱいになってしまうでしょう。そのときは許してください。

タイトル「遠い空の記憶」はですね・・・長くなってしまったので、この話はまた今度。(初めの挨拶でもそうやって先送りにしたような・・・)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Sunday, 06 February 2005

星の箱庭

旭川へ行ってから一ヶ月が経った。
先月の6日から8日まで、3日間プラネタリウムを見た。五島が無くなってからこんなに続けて見たのは久しぶり。
とても居心地の良いドームで、ずっと座っていられそうだった。ちょうどいい狭さと古さと星の明るさは、自分と向き合う静かな時間をつくってくれる。
五島プラネタリウムの星空もそうだった。そこに座っているだけで満たされる「星の箱庭」。

「五島プラネタリウムの星空を思い出せますか?」
旭川の学芸員の方に尋ねられた。
「機械もドームの大きさも違うけれど、星空はよく似ていますね」
あのドームの星空はいつでも思い出せる。閉館前の2年ほどは、星空を思い浮かべながらイベントのシミュレーションを頭の中でよくやっていたから。
旭川の小さな投影機が映す星空はスケールは小さいかもしれないが、確かによく似ていた。星像がシャープで、あたたかい色で。たしかに、ツァイスレンズの星だ。
そして寄り添うような星空案内。押しつけることもなく媚びることもない心地よさ。
日の入りの太陽を見送ってはじまり、日の出の太陽を迎えて終わる、投影の安心感。

たった一ヶ月しかたっていないのに、もうあの星空はない。
あの投影機は二度と星を映さないし、あのドームに満天の星が映ることもない。
また、「星の箱庭」をひとつ手放してしまった。

けれど、五島プラネタリウムを手放した寂しさは旭川にはない。
半年たったら新しい「星の箱庭」に会える。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

Wednesday, 02 February 2005

羽化

今日から旭川の投影機の組み立て・設置がはじまる。
starmasterは木箱の梱包を解かれて外の世界へ取り出される。
新しい空を見るために羽化する蛹のよう。

日本に、41年ぶりで8台目のツァイスプラネタリウム。
はじめて光を放つときはどんな星を生むのだろう。

プラネタリウムがめずらしくなくなった今なのに、
たった一台の投影機が「プラネタリウム」になるのを、
68年前、東洋初のプラネタリウムが大阪に来たときに負けないほど、
どきどきわくわくしながら心待ちにしている。

この機械から星への「憧れ」がドームに映されて空を満たす。
みんなの「憧れ」がつまっている機械なのだ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« January 2005 | Main | March 2005 »