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Thursday, 03 March 2005

「春雷」

2001年3月の「卒業式」投影を振り返り続ける・・・

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卒業式には何組かのゲストにも参加していただいた。五島プラネタリウムに関わりがあり、「感謝する会」という趣旨に賛同してくれたミュージシャンや女優の方々である。
投影の最後、夜明けの星空の中をギター一本で歌ったのはシンガーソングライターの林邦洋さん。「春雷」という歌をお願いした。この曲には閉館までの一年間、ずっと励まされていたから。

「この宇宙空間に広がる全てを君の手の中に入れろ」(「春雷」より)

ラジオではじめてこの曲を聴いたとき、冒頭のこの歌詞がプラネタリウムそのものを指しているように連想させた。そのころちょうどプラネタリウムの閉館が決まった直後だったからかもしれないが、歌詞のどの部分もが自分に向いて並べられた言葉のように感じられたのだ。
閉館ということが報じられると、惜しみ嘆く声、責める声、あきらめの声・・・外から寄せられる声はつらい気持ちをはきだすものになってきた。部外者の私のホームページでさえそういう状況だった。

「希望の光がみんなの前から消える前に
明日を信じて春の訪れを待てるように」
「理想の状態が遠くにあるのを嘆く前に
プライド投げ捨て君の代表に君を選べばいいんだよ」(「春雷」より)

あと一年だけで何をしたらいいのか、なくなるものに何ができるのか、自分を見失ったりもう何もやれることはないと投げやりな気持ちになりそうなのときに、何度もこの歌を聴いて落ち着きを取り戻した。
この歌があったから一年の間にたくさんのアプローチができたのだと思う。

「ときは3月10日の春雷とどろく夕暮れ時に
希望の光があなたの周りを飛び回っている真っ最中」(「春雷」より)

最後の方にこんな日付が入っていることもあって、3月11日が閉館と知ると「閉館のときにはこの歌をドームで聴きたい。希望につなぐ終わり方を考えたい」と思った。だから「卒業式投影」をやるなら絶対にこの曲をうたってもらいたいと思った。村松解説員も「春雷」をテーマソング(村松さん曰く投影の「出囃子」)にしていたので「まず林くんが来ないとね」と言って出演交渉に行く背中をおしてくれた。

「卒業式」の当日、彼はライブリハーサルのあとに駆けつけてくれ、ツァイス君の台の上にあがりギター一本で歌ってくれた。コンソールで明け方の星空を眺めながら「生歌」を聴いていると、この一年のことを思い出したり、これでツァイス君の星空は見られなくなるんだと思ったりで、感慨深いものがあった。暗闇の中で涙ぐんだ。


「春雷」は今でも私の応援歌
曲の一部をここで聞くことができます。
http://www.magnet-co.com/hayashi/disco.html

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