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March 2005

Thursday, 31 March 2005

B5判の文集

一晩寝てから数時間前につくったファイルをまたひらいてみると、違った感じがします。
あらためて打ち出した紙を見てみると、読みにくいような、うるさいような。
それで、目次作業が終わったとかきましたが、さらに調整しなおしています。

モニタ画面見ての作業は深夜もできるので、昼間のうちに入稿用の紙を買いに出かけました。
文章だから黒がしっかりでてくれれば良く、「写真画質でカラーがきれい」という高級紙が山になっている店内をじっくり探しました。
もうB5の紙ってあんまりおいていないのですね。各社の一覧表を見ても、商品自体をつくっていないようです。たしかに、今の書類の規格はA4ですよね。時代錯誤な文集になってしまうかもしれません。

B5に決めた理由は、
 A5だと本が厚くなりすぎ、A4だと本が大きすぎて、いずれにしても読みにくいから
手にして読むのに適切な厚みと大きさがB5だったということです。
「上下巻」のように分けたらどうかとも考えたところ、ゆくゆく本がひとり歩きをしていったときにばらばらになってしまわないように、できるだけ一冊にまとめたい気持ちが強く、分冊も却下。
本文の字のサイズは小さくなりすぎないようにしたぎりぎりの大きさ。目が楽なように大きなサイズの卓上判・豪華版もつくりたいくらいの気持ちです。(気持ちだけであって、実際につくる予定はありません。)

本文ファイルにも目を通していると、つまらないミスをいくつか発見。編集した際、整えているはずが、1字消し過ぎちゃったり1行だけ隣の行設定をひきずってしまったり、乱してしまったようです。こういうのを見つけてしまうともっと他にあるはずだと次の段階に進めなくなってしまいます。

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Wednesday, 30 March 2005

永遠の初心者

26日付「渋谷で星」にコメントくださったmasarukさんへ

土星の姿って神秘的ですね。何度見てもいいですねー。
私が望遠鏡で本当の土星の姿を見たのはmasarukさんもご存知のように大人になってからです。知識としてはこどものころから知っていたことなのに、実際に見て感じる印象は、本やテレビで見て得ていたものとはまったく別のものでした。見える像は小さくても、本物には精密な写真やCGでは味わえない迫力があります。

私もmasarukさんのように小学生の頃に本物の土星の姿を見ていたら、どんな学生時代を過ごしたでしょうね。
でも、天文をやる人たちはこわい感じで、ただでさえ人見知りで内気な子供だった私には、とても関われない世界の人でした。高校には気象部があり、天文部としての活動もやっていましたが、何をやっているかもわからない人たちを遠くから見ているだけでした。星に興味があったとしても、初心者としては近寄りがたいオーラを感じます。

星を見たこともないし、星の名前も全然知らない。話をしてもらっても全くわからないのでは失礼ではないかと思うし、わからない話はつまらない。この気持ちは今でもよくわかります。
それは私は教員ですから、そう気持ちは意識してとっておいたり、生徒のそんな感想をぶつけられて嫌でも忘れられなかったりするわけで。

その意味では、天文初心者の目で見続けることを忘れずに、私はその目を役に立てていきたいと思います。
これからも力を合わせてがんばりましょう、masarukさん!

===
文集の目次調整作業を終えました。
ソフトについている目次作成機能では思うようにレイアウトできなかったので、独立したファイルでつくりました。
カスタマイズがうまくできなくて。私が使い方をよくわかっていないからかもしれませんが、わからないものはしょうがない、かいてしまえー、としたわけです。
また朝になってしまいました。それでは、おやすみなさい。

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Tuesday, 29 March 2005

未亡人

五島プラネタリウムがなくなったのに、私設ファンクラブのホームページを続ける意味はあるのか?
blogを新設する意味はあるのか?
見切り発車気味のblogスタートでしたが、はじめると意味は出てくるものですね。新しいお友達が来てくれています。「そうそう」と相づちを打ってくれる人がいることの、なんて嬉しいこと。

更新はしなくてもホームページを残しておいておくだけでも、元五プラファンの心のよりどころになる、とmasarukさんからの叱咤激励を受けたこともありました。
「もう終わった施設じゃないか」
うちのホームページがあることで過去を振り返ってばかりいると思われて、こう言われるのは嫌だという気持ちもありました。

でも、「本当は何を大事に思っているか」を表したくてはじめた私設ファンクラブ。
五プラがなくなっても大事なことはかわらないはずです。

北の大地からうちのホームページをまだ見てくれている人がいたのを知り、同じ思いの人がいるならば、もっと発信し続けないといけないなと思いました。そういう友だちがふらっとやってきて座る、公園のベンチのようになれたらと思います。たまに顔を合わせて、お喋りしたり、同じ景色を眺めたり、友だちの話を聞いたり。あそこにいけば、友だちに会えるかもしれないなと出かけると、通りがかった近所の人が「昨日は来たよ、元気だったよ」と知らせてくれるような。

さてさて、明石へ行ったとき、星の友の会で活躍されているふくちんさんを通して、明石のお客さんともプラネタリウム話をすることができました。そのときの会話で、「自分は浮気せずに明石一筋!」という方がいらっしゃいました。すると私は浮気しまくりです。浮気をしては「夫(五プラ)が一番」と思うのは一途なのかどうか。夫婦げんかも激しくやったくせに、みたいな。そしてときには明石や旭川のような「忘れられない遊び相手」もいるってことか、などと想像をふくらませてしまいました。結局、私は一筋に慕っていた夫がもういないので、再婚相手をさがしている「未亡人」ということになるのかなということで、それなら仕方ないかとひとりで納得したのでした。

良き再婚相手にめぐりあった方、ぜひご報告ください!

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表紙

ここのところは、家にいるときは文集の表紙をつくっています。(画像処理やファイル保存にとても時間がかかり、その間にこのblogをかいたり、よそをのぞいたりしています)
つかいたい素材はいくつかあって、それに色イメージや配色を考えてやっていると、最後は「?」な納得のいかないものにたどりついてしまうのです。
いくつものイメージパターンで、それぞれ色違いでつくってみるのですが、しっくりいきません。
プロではないので、100点満点のものをつくろうとは思いませんが、自分でさえ「うーん?」と思うようなものはどうも次の段階へ持っていく気になりません。

表紙デザインに関しては、この人にお願いしようかという人がひとりいました。
その人のシンプルなデザインが好きで、大学時代は五島に通っていた人で、個人的に気も合う友人です。
でもその人は妊婦になり、今はそれどころではないっ、という状態で言い出せずじまい。
そういうわけで、最後まで私の手でつくっている最中です。

昨日から路線変更して、こだわっていた素材や色イメージをまったく違うもので一からつくりはじめてみました。
「澁谷の空の向こうに」というタイトルの文集を包むのにふさわしいモチーフで。
みなさんが本を手に取ったときに「渋谷の空」が心に広がるよう願いを込めて。

自分としては、これなら中身とのバランスもとれているのではないかと、思います。
少なくとも「うーん?」ではなくて「うん、これ!」と感じるものになりました。

他のスタッフがどう感じるか。OKを出してくれたらいいのですが。
・・・だめだったら、今日の書き込みはなかったことにしてください。幻の作業日記ということで。

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Monday, 28 March 2005

渋谷で星

26日土曜日は渋谷で星を見ました。
渋谷区五島プラネタリウム天文資料がおこなっている「星のつどい」です。
毎月第四土曜日の夜にあります。

19時スタート。まず参加者から報告や発表があり、村松解説員が今夜見る星を簡単に紹介。今日は土星と木星の衛星がこう見えます、とか、その前の発表で「肉眼と双眼鏡と望遠鏡での見え方の違い」にふれていたので、それも確かめてみましょう、などなど。

屋上は意外に風が強くて寒く、月と並んだ木星を望遠鏡で見ると、大気のゆらぎでふにゃふにゃになっていました。一列に並んだガリレオ衛星4つはしっかり見えました。
もっと高くにのぼっていた土星の方はふたつの衛星がはっきりと見えました。ベテランmasarukさんは5つ見えたといっていました。もう一度望遠鏡でよくみると4つまではなんとか見つけられました。

渋谷駅から徒歩5分ほどのところでも、一等星はよく見えます。他の星があまり見えないので初心者にはちょうど良いです。教えるにも指し示しやすくて便利な空です。
シリウスだけでも冬まで覚えておいてくださればと思います。きれいで、明るいからすぐに見つけられて、空に見つけたときに名前が分かると楽しいですから。

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Saturday, 26 March 2005

結局・・・

明石のこと、ちょびちょびと書き足しています。
下の方、前の方、見逃さないようにお気をつけください。

・・・いや、見逃してもどうってことはないですが。
いちおうお知らせまで。

(写真の向きも直しました)


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Thursday, 24 March 2005

休憩中

関西方面に用があって明石までついでに行ったはずが、終わってみればまた3大ドームツアー(プラネタリウム)をやってしまいました。仕事柄あまり移動することがないもので、たまに出かけるとついつい寄り道が多くなってしまいます。寄り道の方が長いかも?
最後の寄り道先、名古屋の影響で愛知万博が気になっています。今日はテレビの開会式を見てしまいました。

ただいま、旅の精算処理と休憩中。忘れないうちに明石の詳細を書き残さなくては。縦写真が横になっているのもありましたね。機種変更したばかりのケータイは、道中でやっと操作に慣れました。
以前の記事のところ(リアルタイムケータイ投稿記事)に書き足すのと、あらためて新しい記事にするのとどっちがいいでしょうね〜?どっちでもいいから早く文集を仕上げろって、それはごもっとも。

今回の遠征でプラネタリウムをたくさん見て、原動力を蓄えることができました。デザインも刺激になったのでこの勢いで表紙を完成させましょう。あとは表紙と目次調整とイラスト指定が大きな仕事か。何か忘れているような気がします・・・。(大丈夫なのか?)
ブログだとすぐに修正できるという気があるせいか気軽に書いてしまいますが、冊子の形で複数が手元から離れていくのは緊張します。場合によってはネットのブログの方が多くの人が見ることになるのですが。「残る」という差が大きいのでしょう。自分だけのものではないという緊張感も。とにかく、どれもこれも片づけていきます。がんばります。

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Wednesday, 23 March 2005

大阪を発つ前に

大阪市立科学館のすぐ近くで用があり、待ち時間にプラネタリウムを見ました。
生解説で星空とコンピューターグラフィックス(バーチャリウム)を自在にとりいれながらの投影でわかりやすくとおもしろかったです。

引退したツァイスに半年ぶりで再会しました。050323_1210.jpg


去年新しい投影機になってからの星はけっこう好きです。
日本製のプラネタリウムでは一番好きかもしれません。とはいっても、全ての投影機を見たわけではありませんが。星の数が多ければいいというものでもないし、投影された星の像が明るければいいというものでもない。ぼやけて目が疲れるのも良くない。好きというのに理由をつけるのは難しいですが、まぁ、「イイ感じ☆」といった具合。
傾斜床で好きと感じたのもはじめてかもしれない。
近所に住んでいたら、通うでしょう。(展示されているツァイスII型を見るだけでも通いますね)

この「通う」というのは好きを表すバロメーターなのですね。このblogの中ですでに何度も繰り返し出てきているように。恋をしてもそうでしょうが、好きになったら何度でも見たい・行きたいと思い、忙しさやお金の限界をやりくりしても行動してしまう原動力になります。好きこそものの上手なれというように、好きになったらたくさんのパワーが湧いてくるものです。誰かにとめられても学びたくなりますし。そのプラネタリウムを好きになるかは、星空の魅力と、それをつくる人の魅力を感じるかが鍵のように思います。

何度も見たい投影かどうか。友だちに「見てよー!」と勧めながら自分ももう一回見られるか。それが「良い投影」の私なりの基準です。

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Tuesday, 22 March 2005

明石をあとにして

餅つきがあったり、福引でカレンダーが当たったり、丸一日楽しめました。投影は4種類も見られたし、満足です。
星の友の会、2005年度も申し込みました。友の会で常連のお手伝いの方ともお会いできました。
「三連休なのに他にいくところはないのか」といいながら「つい来てしまって」と何人も集まって来てしまうことに常連さんの愛を感じました。

一番の収穫は、体を張った寸劇投影でした、ブラボー!

投影についての詳しい感想は関東へ帰ってから追加書き込みします。
今日は一日お騒がせいたしました。050321_2358.jpg

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Monday, 21 March 2005

観望会

お天気があやしくなってきましたが観望会の準備です。
「ガリレオの望遠鏡」をセットしました。050321_1736.jpg

もちろんレプリカです。レンズの大きさや倍率、組み合わせなどを忠実に再現したもので、それでも今のレンズの方がつくりが良いので、ガリレオさんが見たものよりもレプリカの方がよく見える、はず。

のぞいてみると視野の狭さに驚きます。でもよく見えます。
ガリレオさんの時代、それまで丸い光でしかないと思っていた木星や土星に、縞模様や衛星があるのを初めて見たときはさぞかしと驚いたことでしょう。それはもう、大発見ですよ。興奮したでしょうね。

でも、視野に入れにくくて見えにくい、この望遠鏡で観測を続けるのはたいへな苦労だったと思います。体験してわかるガリレオさんの偉大さなのでした。

天気があまりよくなく、雲のスキを見て観測室の40cm反射望遠鏡で月や土星を観望し、この日の観望会はおしまいとなりました。

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星博士登場☆

05-03-21_1408星博士の楽し過ぎる投影を見ました。

本当に久しぶりにこんなに楽しい「生解説」投影を見た気がします。
星博士とお客さんでつくる時間と空間。
生で喋るだけじゃない、暗闇で見えないお客さんとの対話があるのです。
対話とは、こどもたちが元気よく反応することだけを指しているのでもありません。ひとりよがりでなく、相手を思い、相手を見ている、楽しくてわかりやすい解説。冗談を交えても、それは媚びを売るのでもなく受け狙いでもなく、思いやりを感じました。

例によって投影は太陽の動きからはじまりました。
「今日のお昼の太陽はどこに見えたでしょう」
そのひとことだけでも温かくて楽しい気持ちにさせられます。それから太陽の進み方の質問もありました。
「南の高いところから西の空へ、まっすぐ動いていく」「ジグザグに動く」「一度沈んでから西の空にまた出る」等々。台詞としてはそんな選択肢を読んでもすむところを、言い方にも工夫があります。また、天球を指し示しながらですからわかりやすい。こどもたちは「ジグザグに」「一度沈んでから」でゲラゲラと受けていましたが、太陽が一定の速さでまっすぐ進んでいくことがわかっていてこその「笑い」ですから、たいしたものです。

「こうやって太陽の動きについて見てみるのも、楽しいですね」
太陽の動きの話のしめくくりはこのキメ台詞でした。星博士がさらっと言ったこの言葉で、まだ星も出てないうちから完全にノックアウトされました。
これをおとなからこどもまで、さらっと違和感なく受け止めてもらえるように言えるのは、解説としては最高レベルではないでしょうか。実際、私がプラネタリウムで星好きになったのも、最初にこういう解説と出会ったからです。五プラ閉館以来、何年も遠ざかっていた気持ちが呼び覚まされたようでした。「生解説はこうでなくちゃ」の思いが連発される星博士の投影。とても嬉しかった、幸せな一時間でした。

この星博士に扮している方は学芸員のIさんで、この方の解説ははふだんからお気に入りです。私が初めて明石の投影を見たときが幸運にもIさんの担当で(私には幸運でも、Iさんにとっては迷惑のはじまりだったかもしれませんが)、以来確実に解説がレベルアップしているのではないかと感じます。星博士に変身するとさらにパワーアップするようです。

Iさんは、渋谷の村松さんの解説がお気に入りだったそうです。なので、村松さんの投影にはまってプラネタリウムへ通うことになった私がIさんの投影にしっくり感を覚えるのは当然なのかもしれません。根底には村松投影あり。村松さんがまいた種が着実に明石に根を下ろして巨木となろうとしています。村松さんおそるべし。

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寸劇特別投影

05-03-21_1308「天文学の夜明け」 寸劇の入った投影を見ました。そのために、投影機の足カバーの周りには装飾があり、階段もついています。

途中までは普通の投影で、日没から宵空の星案内へとすすみます。
中盤でコンソールの解説員が咳払いをしはじめ声色が変わると、ガリレオ・ガリレイになりきっています。それまで真っ暗だったドームが少し明るくなり、解説員はひげと衣装をつけています。このガリレオさんはナレーター。

そして、入口のドア方面から次の登場人物、ティコ・ブラーエがやってきます。コンソールの横に照明係の方がいてスポットライトで追います。真ん中に投影機があるので、役者は登場するとまず投影機の周りをぐるっと一周しながら台詞をしゃべります。これでどんな人がでてきたのか、どの席に座っているお客さんもよくわかります。

投影機のある台は天文台で、ティコとケプラーのやりとりは主にそこで行われます。衣装も小道具も適度にデフォルメされつつ簡略化され、役者の発声も演技もしっかりしています。とても練り上げられていてわかりやすい脚本と演出、とてもうまい「劇」になっています。

正直言って、こんなにちゃんと仕込んであるものだと期待していませんでした。
(やりたいことは伝わるんだけど)
(一生懸命やっているのはよくわかるよ)
(学芸員は役者じゃないんだから、寛大な心で見てあげなくては)
(この3日間だけのために本業じゃない人が準備するんだからこんなものでしょ)
(いくらなんでも、やることに意義がある、と甘えてはだめなのでは)
などなど、こんな感想に溺れるのだろうと予想していたのですが、とんでもない!それは大きな間違いで、大変な失礼でした。
「これほどまで明石には芸達者の人が多いとは。このツボを押さえた「寸劇特別投影」をにわかに仕上げてしまう何で、このチームの中に演劇経験者がいるに違いない。」
と思って尋ねてみると、そうでないらしい。

たくさんの稽古をして、そのときのダメ出ししてくれた人の目も良かったから、こんなにいいものができたんだろうなぁ、と思うのでした。なんにしても、企画した人も演じる人もダメ出しした人も、「ふだんからお客さんの身になって考える姿勢」があってこその特別投影なのでしょう。

ますます明石の世界に吸い込まれていきそうな予感がします。


050321_1239.jpg
投影後、人間日時計のバルコニーへ。
残念、正午を過ぎて南中を見損ねてしまいました。
今日は春分一日後です。

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キッズプラネタリウム

相変わらずセンス良い館です。ポスターもイイ感じ。

キッズプラネタリウムは五島プラネタリウムの幼稚園アワーのように活気あふれる楽しい投影でした。050321_1126.jpg

春分がテーマのイベントとあって、太陽の位置や方角をていねいに確認してくれました。なかなか星をだしてくれません。解説のお姉さんの問いかけに、こどもたちが大きな声で答えを叫びます。こどもにも常連さんが多いみたいです。愛されています。

キッズのための投影とあって、投影前の客入れの音楽はNHK「おかあさんといっしょ」のCDのようなこども向けの歌でした。次の衝撃が大きくてうろ覚え。その衝撃とは日没時の音楽。
太陽が沈んでいくとギターの音がポロン・・・。「とっとこハム太郎」のトンガリくんのテーマソング「風の歌をうたおう」の歌なしバージョンでした。「この歌、日没で流してみたい」と思っていたのです。これを選曲してくれたことに感動しました。本当は歌ありが良いのですが、お姉さんのお話とかぶってしまうからそれは仕方ないですね。

星が出てくるとおなじみの矢印ポインターが元気よく星空をご案内。お姉さんが「↑(やじるし)くんが星を教えてくれるよ」というと「やじるし君、ありがとう!」と叫んでいる子がいました。途中、何回かクイズをはさんだりしながら、お姉さんとこどもたちのやりとりの中、元気で楽しい雰囲気で投影はすすんでいきました。

この投影の副題は「星座のおはなしめぐり」で、イベントの3日間、朝10:20から日替わりテーマの星座物語をやっていました。近所に住んでいる家族は気軽にやってこれそうです。「星座のおはなしをききに(見に?)行こう」というつもりで、しっかり太陽や月の動きを理科教育されて。でも星座物語より、お姉さんとやじるしくんがしてくれる案内をたっぷり楽しめたはずです。

もし私が近所に住んでいたら連休は通い通しだったかもしれません・・・。

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天文春分祭

よいお天気です。
天文春分祭にふさわしい!
入口前ではフリーマーケットや露店(?)もでて賑わっています。
10時20分からのキッズプラネタリウムに間に合うように急ぎました。(だからあとから書き込みしてます)050321_1118.jpg

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天文科学館へ

05-03-21_1010人丸前駅の改札にも星が!
駅からの道路脇にも星座にちなんだオブジェクトが並びます。

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明石に来ました

05-03-21_1003関西へ来る用があり、恒例の「ついでに明石参り」です。
今日は 三日間の天文春分祭(てんもんはるまつり)イベントの最終日。いろんな投影があります。たくさん見ます!

★ここからしばらくの間はケータイ電話からのモブロク投稿となります。現地からのプチ実況です。

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Sunday, 20 March 2005

明石市立天文科学館

もうひとつ、ずっときになっていたプラネタリウムがあった。
全勤務校の地理の先生の影響もあって、標準子午線が通る明石に興味が生じていて、そこに東ドイツのツァイスプラネタリウムがあると知ったら、(私が)行きたくならないわけがない。

だけど、阪神大震災で施設の建物が被害を受け休館が続いていた。その間にひらかれたホームページをいつものぞいていた。シンボルともいえる時計台の塔の被害もひどかったらしいが、ツァイス投影機だけは無傷だったとか。やがて再開オープンの日を迎えることができ、そのときも神奈川の自宅からずっとホームページでそのようすを見続けていた。

ぜひ行きたいと思っていたが、五プラの閉館が決まりそれどころではなくなった。当時は非常勤講師の身の上であったし、兵庫県へ行く交通費さえままならぬ20代後半だった。

五プラが終わった春、当時の勤務校の野球部が春の選抜大会に出場した。それまでも応援生徒引率で甲子園まで行ったことがあったが、応援団一行はバスに乗せられてずっと集団行動、引率なので抜けるわけにはいかない。その春は学校を離れることが決まっていたため引率ではなくて「応援」として応援団バスに乗せてもらい甲子園へ向かった。もちろん有料だけど、団体バスだから安く行ける。そして帰りはバスに乗らず、憧れの明石へ。

震災後リニューアルした館は、きれいでシンプルかつハイセンスなデザインで、五プラや県の施設を見慣れていた私は少しカルチャーショックだった。でも投影機を見ると不思議と安心した。おさななじみの親友にあったような気持ち。投影機が設置してあるドームもとてもきれいだったが違和感はない。投影機が主役としてひきたつシンプルなデザインと照明。コンソールも同じく、解説員がもうひとりの主役というように邪魔なものが見えないようになっている。ふたりの主役は押しつけがましくスポットライトがあたっているわけではない。お客様をお迎えするホストとして、星空への案内に導いてくれるのだ。

一度だけの訪問で、こちらもすっかりファンになった。以来、大阪まで用事があるときは明石へ行くスケジュールを確保して、年に一度は行くようになった。星の友の会会員に毎年入っている。なかなか行けないから、いろいろなパンフレットや資料を送ってくれるのがとても楽しみなのだ。

プラネタリウムを見て、卵焼き(明石焼き)を食べて、たこを買って家に送るのがいつものパターン。
年に数度しかプラネタリウムを見なくなった。そのうちの数度に明石のプラネタリウムは必ず入っている。

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神奈川県立青少年センター

五島プラネタリウムが閉館してから、お気に入りのプラネタリウムになったのは、横浜桜木町駅から紅葉坂をのぼったところにある神奈川県立青少年センタープラネタリウム。図書館や音楽ホールなどに併設された施設で、ホールと、プラネタリウムの下にある無料の科学館には行ったことがあったのに、投影時刻がうまくあわなかったりしてプラネタリウムには行ったことがなかった。
五プラ閉館まではとにかく五プラ優先で通っていて、他にも行ってみたいプラネタリウムはあってもどうしても後回しになっていた。神奈川県民としてまず地元は行かなくてはという思いもあった。

五プラよりは規模は小さいけれども、内容は、星空への楽しみ方と天文の知識がほどよいバランスで、解説は丁寧で、星への親しみが感じられながらもくだけすぎない温かさがある。スライドの使い方は、星空の邪魔にならない程度に、資料として必要な部分に必要なだけ投影されるちょうど良さだった。

「こんな近くにこんなに素敵な館があったのか、もっと早く来ていれば良かった!」
と、幸せの青い鳥を見つけたような気持ちになった。「これからは月に一度はここへ来よう」という気にもさせた。
ここは駅からしばらく歩きはするが、道はわかりやすい。家からだと電車に乗って30分ほどという、渋谷への1/3か1/4の時間で着いてしまう。その上、五プラ閉館の2001年に私の職場が東京から横浜の学校にかわったので好都合。「よかったなぁ、すぐ近くに良いところがあって。(しかも無料か100円かで投影が見られた)」と嬉しく思ったものだ。

しかし、そう喜ぶのもつかの間。しばらくして青少年センターのプラネタリウムが休館になった。施設の老朽化と耐震性の問題で、4階のプラネタリウムをそのまま使い続けることができなくなったことが理由で、休館とはいうものの実質的には閉館と同じだと聞いた。神奈川県内にはたくさんのプラネタリウムがあるので無理に新しくつくる必要がない、との当時の県知事名でコメントをもらった。
せっかくしっくりくる椅子をみつけたのに、またすぐに手放さなくてはならなくなった。それも、プラネタリウムの投影内容に問題があってということではないのがくやしかった。

「プラネタリウム」という装置と場所が、どれも、どこも、同じものだと思われるのが、とてもくやしかった。
その違いの分からない人に運営とお金が握られているようで。しかも、県民である私はそこにお金を使って欲しいと思っているのに。

五プラに続いて青少年センター。自分が求めているものが次々に否定されて、しばらくは脱力した状態になっていたようだ。

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Friday, 18 March 2005

ツァイスくんの感謝状

モブログテスト送信です。
一月にケータイが壊れ、先日やっと機種変更しました。そのあたらしいケータイから、画像投稿テストです。
花の画像でもよかったのですが、せっかくなので以前卒業式の思い出で話題になった、ふくちんさん作製のツァイスくんカードを撮りました。050318_1410.jpg

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Wednesday, 16 March 2005

プラネタリウムの力?

五島プラネタリウムがなくなってから、めっきりプラネタリウムへ行かなくなった。
自宅から往復3〜4時間もかけて渋谷へ行き、月に何度も(時期によっては週に何度か)行って投影を見ていたのに。
その原動力はなんだったのか、今でもよくわからない。断片的なヒントは思い浮かぶけれど。

プラネタリウムを見なくなってから、星空を見ることも減ってしまった。空を見上げることそのものが減った。それは勤務が変わって理科とは距離ができたことも関係があるのかもしれないが、帰り道で星が光っているのを見ても以前ほどは感激しないのだ。見慣れたからではない気がする。
星を見ると感じていた「誰かとつながっている感覚」が薄れた感じがするのだ。
「あの人(解説員)が言っていたきれいな青い色の星だなぁ」
とか
「一緒にプラネタリウムで見た友だちも見ているかな」
とか。
五プラがあったころは、実際にそれをフィードバックできた。次に行ったときに解説員さんに報告したり、友だちと話したり。星を見たあとでプラネタリウムを見ると、「ああ、確かにここにあった!」と思ったり。
そういうつながりの「場」がなくなってしまって楽しみが減ったようだ。
渋谷の桜が丘で五島プラネタリウム天文資料は活動しているし、よそのプラネタリウムにもたまには行くし、ホームページやメールのやりとりだって出来るのに。
いつでも受け入れてくれる場所があったありがたさを、今になって感じている。

====

今日は、文集が完成して必要になったときのために、銀行や郵便局へ行って環境作りをしてきました。
窓口の手続きってけっこう時間もかかるし大変ですね。年度末で混雑しているのかも。時期がわるかったですかね。給料日の25日と月末ははずしたつもりでしたが。15日締め日も多いですかね。

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Tuesday, 15 March 2005

卒業文集の近況

このところは、グラフィック系のことをやっていました。
グラフィック、というと大げさな気がしますが、photoshopをつかった作業です。
表紙をつくったり、図・イラストを入れたりという。

表紙は、本の厚さが1.8cmほどになるそうなので、ちゃんと背表紙の分もはめこみました。
本文に入れる図は、印刷がきれいにでるように、コントラストをあげてモノクロ2階調化、最適な状態に調節して差し替え。
なんにするにせよ、その道の専門でないのでコンピューターもソフトもやっている人間である私もトロくて、時間をかけて進めています。
これでも、去年新しくコンピューターを買って、ソフトを2004バージョンにしたことで、やっと現実的な作業速度を手に入れたところなのです。画像をいれるとまたまた動きが重くなっています。
あと少し、コンピューターにはなんとかがんばってもらいます。

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Saturday, 12 March 2005

夢は未来の思い出

3月12日、葛飾区郷土と天文の博物館へ。
プラネタリウム ザバダックライブ。

このところ、回想モードになっている理由をもう一つ見つけた。
このライブがあるおかげで、自分がライブを仕掛けた頃の気持ちを思い出していた。
私と五島プラネタリウムのつながりは、ザバダックとのつながりから。
「星と音楽の夕べ」でザバダックを取り上げてもらったことがそもそものきっかけ。
五島プラネタリウムをお借りしてのはじめてのイベントはザバダックの新譜試聴会だった。

一年と少し前、葛飾のIさんから「ミュージックプラネットでザバダック特集をやります」と知らせていただき、はじめて葛飾のプラネタリウムへ。あのとき「いつか、ここにザバダックをお呼びして生演奏の投影ができたら」と語っていたIさんの夢はわずか一年で叶ってしまった。

私も五プラに通い始めてから「この星空で、生演奏と生解説の、究極のライブ投影があったらいいのに」と思っていた。まさか自分が仕掛けることで実現することになるとは思わず。だけど、意外に夢って叶ってしまうものだ。五島プラネタリウムではまさかまさかのミラクル体験がたくさんあった。
ただ、私の場合は、閉館してしまうことにお尻を叩かれるように強行してしまったのだが。のちのちになって「あそこで見たかったんだよなぁ」と振り返るよりも「あの投影、良かったなぁ」と思い出す方を絶対に選びたかったから。

ライブでの葛飾の解説員Iさんのの声からは、星が好きで、ザバダックが好きで、プラネタリウムが好きでというのが伝わってきて、来てくれたお客さんとミュージシャンへ心からの感謝がこもっていた。この日を一番楽しみにしていたのはこの方だろうというのがよくわかって、幸せの巻き添えとでもいおうか、それはそれはその幸福感あふれる90分だった。

「こんなプラネタリウム投影を見たい!やりたい!」
企画者や解説員がそういう気持ちに突き動かされてつくったものは強い力を持つと思う。
独りよがりな満足になってはいけないが、まずはそんな欲求がなければ方向性も定まらないだろう。
強い思いはきっと伝わるし、楽しんでいる人を見ると楽しい気分にさせられる。
こういう投影をもっともっとたくさん見たいが、見る前にそれをかぎ分けるのはなかなかむずかしい。

☆ ☆ ☆

ともあれ、Iさん、お疲れさまでした。
2000年10月、私がザバネタリウムライブ<ナマネタリウム>を終えたとき、手伝ってくれたスタッフから送られた言葉を紹介します。

「夢は未来の思い出」

また次の新しい夢を育てましょう!

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Friday, 11 March 2005

渋谷の星たちが空に帰った日

この4年間、こんなふうに閉館の日をいちいち思い出したことはなく、いつもは気がつくと春休みになっている状態です。毎日思い出話をしているとまるで「記念日好き」のようでお恥ずかしい。
この時期は年度末で片づけるべき仕事が押し寄せますから、思い出す暇がないのかもしれません。それが今年は、旭川の閉館に刺激されたり、文集の作業をして原稿に目を通していたりするせいなのか、はたまたブログに書くネタとしてとりあえず触れておかなくちゃと思うからか、閉館までのカウントダウンのように書いてしまいましたね。
せっかくなので閉館後のようすも書き留めておこうと思います。

最終投影が終わったあと、五島プラネタリウムで出会った仲間たちと文化会館の裏のお店でプチ打ち上げ。ワインを飲みました。そのときは、寂しいとか感傷にひたるような気持ちはなく、長くのしかかっていた重圧から開放された爽快感があったかも。事故などなく、機械も元気なままで、無事に閉館を迎えました、という。特別なイベント投影などやれることはやった充実感だったのか。

私個人的には、試験の採点と成績評価が気がかりで、頭の中を無理矢理切り替えた感じもします。翌4月からは他の学校に移ることが決まっていて、それまで6年間お世話になった学校と生徒たちへの「情」の始末もしなくてはいけなかったときでした。もちろん、荷物の始末も。そして、新しい環境への期待と不安も。だから五プラへの気持ちをあまりひっぱらずにすんだのかもしれません。

それでも、ときには「私たちがしたことはなんだったのかな」と心に空いた穴の形を指でたどる夜もありました。

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Thursday, 10 March 2005

Z見酒

2001年3月10日は五島プラネタリウムの「お別れパーティー」でした。
内容はもうよく覚えていません。
私がその場にいたということは星の会会員は参加できたのでしょう。
そこで天文やプラネ業界のあんな人こんな人も、どこかのイベントでお会いしたことのある懐かしい方や、名前はよく知っていますというような有名な方まで、たくさんいらしていました。
五プラとの「お別れ」の場は私にとっては「出会い」の場でもありました。

閉館を翌日に控えたその夜は、飲食禁止だった五プラとしては「禁断の飲食パーティー」。ロビーにはお寿司やらサンドイッチやらがあったような記憶があります。
あまりにもめまぐるしく続く出会い、そして閉館前の大騒ぎに疲れてしまった私はドームの椅子に座り、ツァイス君を見上げながら缶ビールを飲みました。

明日が終わったら、この投影機が星をうつさなくなるなんて、信じられない。

そんな気持ちで最初で最後の「ツァイス見酒」を楽しんだのでした。
ドームの中央に堂々と立って空を見上げるツァイス君の姿は格好良く、星をうつしていなくても惚れ惚れさせられます。
この日は学年末試験中で、試験の採点をしなくちゃいけないことも気がかりでしたが、この週末を渋谷に通わないで過ごせるはずがありませんでした。

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Wednesday, 09 March 2005

夕焼け投影機

日の入りからはじまって日の出で終わる、そうでないとなんとなくすっきりしません。プラネタリウム投影はそういう形だと決まっているわけではないのに。
スタートが日の入りというのはたいていどこの投影でもお決まりです。(そうでないことも希にありますが)
「まず今夜の星空を見てみましょう」からはじまるために「これから太陽が沈んだら」でスタートするわけですね。
日の入りからはじまったら日の出まで経験したいというのは生理的な欲求なのかもしれません。「朝が来ない夜はない」といいますものね。

五島プラネタリウムの夕焼けは大好きでした。
太陽がゆっくり沈んでいき、地平線の影絵と重なるとドーム全体を照らしていた大きな照明がオフにされ、それが余韻を残すようにふわりと消えていく。ドームの空が暗く青くなり、地平線近くが赤く染まる。その夕焼けの美しいこと。
記憶の中に刻み込まれた「一番美しい夕焼け」がひきだされて、ドームに重なって投影されているような。

この夕焼け・朝焼け投影機はもともとのツァイス投影機にはついていなかったため、五島の技術係がつくった自作のプロジェクターなのだそうです。製作当時は、夕焼けや薄明などのプロジェクターのオンオフをプログラムして自動化することまで計画していたようです。でも、五島が目指す投影のためには、自動にしない方が使い勝手がよいという考えに変わったのでしょうか。それぞれの解説員の「間」で操作してつくる、個性ある日の入りはそれだけで楽しめるものでした。
いつだったか、そこに入れてある「夕焼けの素」である赤いフィルムを見せていただいたことがあります。「え、これだけのものであの夕焼けの色を出しているの?」といいたくなるようなものでした。その工夫のシンプルさにまた新たに心を奪われてしまいました。

演出方法が増えて、文字通り「色々な」夕焼けが投影されていますが、日の入りのシーンだけでぐぐっと心を掴まれるようなものには、五島以降なかなかお目にかかることがありません。あの空間ごとを再現できるビデオがあったらいいのにと思うことがあります。それほど、あの夕焼けが好きでした。

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Saturday, 05 March 2005

永遠の誓い

ふくちんさんがとっておいてくれたお花の飾りは、卒業式のときに卒業生の胸に付けていただいた小さな小さなコサージュです。

卒業式の一ヶ月ほど前だったか、実行委員会の数人の中から、「卒業式は門出だから最後に花吹雪でもやりたいね」という案が出ました。「桜吹雪?」「それでは入学式みたい」「桃の節句の日だからピンクの花びらで」等々のやりとりがありましたが、撒いてしまうと後始末が大変になり、撤収に時間がかかりすぎるだろう、実際に現状復帰は難しい、ということで花吹雪案は却下されました。それではせめてひとりひとりに花のコサージュをつけてもらったらどうだろう、卒業生らしくなるし・・・ということでお花隊が結成されました。連日連夜、たった二人のお花隊は内職仕事に打ち込み、卒業生とゲストの分に予備を含めて数百個のコサージュを作り上げました。

コサージュにした花は「スターチス」。
その花言葉は「永遠の誓い」です。

この花は放っておくだけで簡単にドライフラワーになります。
「五島プラネタリウムで学んだことを忘れずに、受け継いでいくという誓いをずっとずっと忘れずにいてほしい」
実行委員全員からの祈りを込めて、卒業生のみなさんに贈りました。

そして後日談。
卒業生のお花がたりなくなってはいけないと、必ず全員に渡るように余裕をもってお花を用意した結果、お花が二百個ほど残りました。小さなものとはいえ、スタッフ手作りのもので、胸に飾れるようひとつひとつにピンがつけられています。イベント後の片づけではそのまま捨てる気にはなれませんでした。
「とっておいてももう使わないよね」
「じゃあ、いつか渋谷にプラネタリウムができたときにこれをつけて『入学式』をやったら?」
「フレッシュな『新入生』なのにドライフラワー?ちょっと違和感があるかも」
「でも、『受け継いだもの』らしくていいかもね」
近い未来や遠い未来に入学式があるかどうかはわかりませんが、何度かの私の部屋の大掃除を生き残り、結局捨てられずに今でもとってあります。
また胸につける日がくることを夢見て。


今日は私の勤務校の高等部卒業式でした。(ほんもの)


五島プラネタリウム自主卒業式:当時ご案内していたページが残っています。
http://homepage3.nifty.com/8855miwa/goto/0303/index.html

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Friday, 04 March 2005

「Independence Day」

前回の林さんのことをもう少しかきます。

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実は、事務所の方を通じてやりとりしていたため、卒業式の頃は彼とはゆっくり話したことがなかった。数か月前に直接お話する機会があり、あらためて4年前のお礼をいうと、
「あんな大切な場に呼んでもらって歌えるなんて、自分も貴重な経験をさせてもらった。歌いながら見たプラネタリウムの星空もきれいで、上京前に見ていた星空を思い出したりした。」
と言ってくださり、あのときの場に彼はふさわしかったと思った。あの星空を一緒に受け継いでくれたことを感じた。

また、やはりシンガーソングライターの、彼のお兄さんとも最近お話することがあった。
「弟の歌の何を気に入ってくれたの?どの曲が一番好き?」
と聞かれて、「好きな曲はたくさんあるけど、ひとつだけ選ぶならやっぱり『春雷』」と冒頭にかいたきっかけを説明すると、
「それはミュージシャン冥利につきるね」
とのこと。こういう自分の存在があることで少しは恩返しになっているのかな、と思う。

近頃ネットで発表された彼の曲で「Independence Day」というのがある。
「オリオン座が地球を応援しているかに見えた感覚」(掲載コメントより)がモチーフになっているそうで、オリオンの姿も歌詞に出てくる。「Independence Day」というタイトルも卒業にふさわしい。今ならこれもなかなかいいぞと思って聞いている。だけど「師走」の曲だから真冬向きか。


「Independence Day」の全歌詞があり、一部が試聴できます。
http://www.magnet-co.com/hayashi_rec/index.html

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Thursday, 03 March 2005

「春雷」

2001年3月の「卒業式」投影を振り返り続ける・・・

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卒業式には何組かのゲストにも参加していただいた。五島プラネタリウムに関わりがあり、「感謝する会」という趣旨に賛同してくれたミュージシャンや女優の方々である。
投影の最後、夜明けの星空の中をギター一本で歌ったのはシンガーソングライターの林邦洋さん。「春雷」という歌をお願いした。この曲には閉館までの一年間、ずっと励まされていたから。

「この宇宙空間に広がる全てを君の手の中に入れろ」(「春雷」より)

ラジオではじめてこの曲を聴いたとき、冒頭のこの歌詞がプラネタリウムそのものを指しているように連想させた。そのころちょうどプラネタリウムの閉館が決まった直後だったからかもしれないが、歌詞のどの部分もが自分に向いて並べられた言葉のように感じられたのだ。
閉館ということが報じられると、惜しみ嘆く声、責める声、あきらめの声・・・外から寄せられる声はつらい気持ちをはきだすものになってきた。部外者の私のホームページでさえそういう状況だった。

「希望の光がみんなの前から消える前に
明日を信じて春の訪れを待てるように」
「理想の状態が遠くにあるのを嘆く前に
プライド投げ捨て君の代表に君を選べばいいんだよ」(「春雷」より)

あと一年だけで何をしたらいいのか、なくなるものに何ができるのか、自分を見失ったりもう何もやれることはないと投げやりな気持ちになりそうなのときに、何度もこの歌を聴いて落ち着きを取り戻した。
この歌があったから一年の間にたくさんのアプローチができたのだと思う。

「ときは3月10日の春雷とどろく夕暮れ時に
希望の光があなたの周りを飛び回っている真っ最中」(「春雷」より)

最後の方にこんな日付が入っていることもあって、3月11日が閉館と知ると「閉館のときにはこの歌をドームで聴きたい。希望につなぐ終わり方を考えたい」と思った。だから「卒業式投影」をやるなら絶対にこの曲をうたってもらいたいと思った。村松解説員も「春雷」をテーマソング(村松さん曰く投影の「出囃子」)にしていたので「まず林くんが来ないとね」と言って出演交渉に行く背中をおしてくれた。

「卒業式」の当日、彼はライブリハーサルのあとに駆けつけてくれ、ツァイス君の台の上にあがりギター一本で歌ってくれた。コンソールで明け方の星空を眺めながら「生歌」を聴いていると、この一年のことを思い出したり、これでツァイス君の星空は見られなくなるんだと思ったりで、感慨深いものがあった。暗闇の中で涙ぐんだ。


「春雷」は今でも私の応援歌
曲の一部をここで聞くことができます。
http://www.magnet-co.com/hayashi/disco.html

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式次第

ふくちんさんのコメントを見て、私も式次第を出してみました。

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「自主卒業式」には館長の村山先生も同席してくださることになった。ふつう卒業証書をもらう代わりに、プラネタリウム利用者(卒業生)からの館へ「感謝状」を館へ贈ることをにした。「卒業証書授与」が「感謝状贈呈」で、これが式のメイン。この卒業式は、卒業生が学舎に感謝を表すことを目的として集まってもらおう。
ふつうの卒業式だって、「いつも厳しく導いてくださった先生方、見守ってくださった父と母、どうもありがとうございます。これからはここで学んだことを糧として社会で活躍できる人間にさらに成長します」みたいなことを言って、お父さんお母さんに立派になって卒業する姿を披露するようなもの。主旨はさほどはずれてないだろう。

参加者にはプラネタリウム入口でカードをかいてもらい、模造紙に貼り付けた。一般投影を見に来た方からも注目度抜群だったのは、ふくちんさん作製のドームと投影機が飛び出す立体カードだった。みなさん、足をとめて顔を寄せてみとれていた。

ほかにも、卒業式の定番の式次第を考えて当てはめていく。
卒業生の胸には花のブローチを。
在校生がいないので送辞はなくて、卒業生代表の答辞。総代はmasarukさん。
校長先生の話はもちろん村山館長からということで。

卒業式の歌として「ふるさと」の合唱。校歌があるわけでもないので、年代を問わず、誰でもすぐに歌える歌でふさわしい歌を選ぶのに苦労した。突然歌うように言われてみなさん歌ってくれるのかが心配だったが、それは杞憂だった。ドームに響き渡った「ふるさと」はぴったりの選曲だった。
「志を果たして いつの日にか帰らん」
渋谷にプラネタリウムが再び出来る日が来ますように。五島のような「文化施設」として。でも、帰るあてがないことはよくわかっていた。みなさんの歌を聴きながら胸が張り裂けそうでとても切なくなってしまったのを覚えている。

これらのプログラムは星空の下で行われた。卒業式は学舎でやるものだから、ここではツァイス君の星空の下でなければいけない。卒業の前に、ツァイス君が教えてくれた姿を見ておかねばならない。いわば、「ツァイス先生の最後の授業」だ。
だから式次第を見ると「開式」のあとに「日の入り」があり、「日の出」のあとに「閉式」とある。つくったときのことは自分でももうよく覚えておらず、冗談交じりに入れたのだと思うが、この卒業式には「日の出」と「日の入り」は欠かせないと頑なに決めていたのもあるのだろう。卒業式の式次第で「日の入り」と「日の出」があるのはさすがにおかしいくて、久しぶりに見て思わず笑ってしまった。

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卒業式

「卒業文集をつくるのだから、卒業式もやろう。」
閉館前年の2000年12月におこなった自主投影企画「星からのクリスマスカード」の反省会で、そんな声があがった。

もうすぐ見られなくなってしまうツァイス君の星空を「最後にもう一度見ておくこと」以上のことをしたいけれどどうしようもないと途方に暮れている方々が大勢いることは、うちのホームページの運営からよくわかっていた。
そういう同じ気持ちでいる人が集まることと、南半球にでかけたり一年分の星空をぐるりとみたりとツァイス君の働きぶりを贅沢に見納めること、これらをやることに意味がある気はしていた。だから、「クリスマスカード」を手伝ってくれたボランティアスタッフが「卒業式をやろう」という話に乗って、引き続き手伝ってくれると言ってくれると「よし、やるぞ」と即決した。

五島プラネタリウム職員の方の理解と協力のおかげで、本来閉館間際に貸し会場イベントなんてとんでもないはずのところを、なんとかやらせていただけることになった。
しかし、それまでの他のイベントは「プラネタリウムでこんなことができたらいいな」という夢のイメージを実際に形にしたものだったが、卒業式に関してだけは企画先行だった。具体的な内容のイメージはほとんどなかったといっていい。

卒業式は「楽しんでもらう」イベントではなくて「一緒に楽しむ」イベントにしよう、ということになった。
「五島プラネタリウムが好きで、感謝を表したい人」が参加の条件。
これで集まった人なら、プラネタリウムのちょっと特別な星空を見るだけでも十分満足してくれるはず。

とにかく閉館というリミットが決まっており、企画をじっくりあたためている余裕も準備の時間もない。閉館のためにやるのだからよその館でやったら意味がない。
「卒業式」には何をやるのか、考えなければならなかった。
学年末で学校も忙しい時期。本業をそっちのけにしてというわけにもいかなかったが、卒業式をやるチャンスを逃すわけにもいかなかった。

こんないきおいではじまった卒業式企画が、新聞やらテレビやらマスコミの取材をたくさん受けることになるとは、「やるぞ」と言い始めたこのときには夢にも思っていなかった。
「天声人語」(2001年2月25日付)やNHKの国際ニュースに取り上げられるなんて。まさかのまさか。

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3月3日

はやいものでもう3月になりました。
ついこのあいだ冬休みになって2005年を迎えたばかりと思っていたのに、もうすぐ春休みです。

3月3日といえば、なんの日を思い浮かべますか?
まずは桃の節句、ひな祭りですよね。
それから、耳の日、かな。
私の記憶の中からはもうひとつ。
五島プラネタリウムの卒業式をやった日で、大切な記念日です。
だからって何をやるわけではないけど、自分の心もだんだんと落ち着いてきて、最近やっと過去をふりかえってしみじみできるようになってきました。
あのときの録音記録を聴いたりして。

今日はもうちょっと想い出に浸ってしまうかもしれません。

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