« 白神山地 | Main | 白神の星空から学んだこと »

Monday, 17 October 2005

流れ星

2001shishi
白神山地でのスターウォッチングの夜は、生徒たちと流れ星をたくさん見ました。
いただいた時間は20時半から1時間ほど。
上弦すぎの月が夜空を明るく照らし、あまり暗い星まで見えません。
天の川も、みずがめ座やうお座などもよくわからない状態。
わかったとしても、あまり小難しいレクチャーをするよりも、心に衝撃を与えたい。

そこで、この時間の第一の目的は「流れ星を見る!」ことにしました。
「本当に見えるの〜?」「どうせ見られないよー」
という声に
「1時間も見ていれば2〜3個は飛ぶよ、たぶんね」
「えー、1時間も〜?!さむーーーい」
「だから暖かい格好をしておいで」
月明かりがあるとは言っても青森の山の空。
前日、車で移動中に、車窓から明るい流れ星をすでに見てしまっていた私は、1時間あれば十分だろうとほぼ確信していました。

私物の、いつも車に積んであるブルーシートを広場の芝生の上に広げて、そこに寝転がって星空を眺めさせました。
「シートが濡れてるよー」
「もう夜露でぬれちゃったのね。でも、そこに寝ていればそれ以上は濡れないから」
「・・・(この人を信じて良いのかという、疑いのまなざし)」
「今日のルールを発表しまーす。流れ星を見たら、すかさず『飛んだー!!』と叫んでください。」
ぼけっと待っている間に、星の案内や、星の動き、双眼鏡の貸し出しなどのメニューがありました。
横浜に帰っても見られる明るい星や目印の星の並びなどはぜひ覚えていって欲しいと思い、東の空から上る火星と西に傾いた夏の大三角の話からはじめました。すると、はじまって5分もたたないうちに
「飛んだー!!」「えー?!見なかったーっ!!」「飛んだよー!」
と流星が現れて生徒たちは大興奮。

双眼鏡で天の川を見て「マジ、やばいよ!星がたくさんあるよ!」という声。
三脚に固定した大きめの双眼鏡で月を見て「見えすぎだよ!」という声。
やがてすばる(プレヤデス星団)が上ってきてそれを双眼鏡で見て「おい、見たか?きれいだぞ」という声。
生徒たちの年齢に合わせてアルタイルまでの距離17光年を紹介したり、その日に見た樹齢400年といわれるブナの木「マザーツリー」を思いながら北極星(距離400光年)を探したり。
中学3年の理科2ではちょうど天体をやっていて、日周運動を観察する宿題をしっかりやっている生徒もいました。

30分ほどしたときに「冷え込んできたから、もうコテージに戻りたい人はここで解散してもいいよ。まだ見たい人は続けましょう」と声をかけても、抜けた生徒はいなかったようでした。
1時間して「流れ星を5個以上見た人〜?」と聞くと多くの生徒が元気よく手を挙げました。1個も見られなかった人はなく、10個以上見た人も数人いました。
たぶん、私が時間つぶしにしていた星の話を覚えている生徒はあまりいないでしょうが、この1時間は楽しんでもらえたようです。
望遠鏡で天体を見るようなスターウォッチングの楽しみとはまた別の、心へのインパクトは確実に打ち込めたのだと思います。

流れ星って不思議です。星に興味のない人でも、流れ星を見ると興奮して嬉しくなってしまうのです。やっぱり本物の力はすごい。
私はしゃべりは下手ですから、流れ星に助けてもらました。
 

★写真は2001年11月19日の獅子座流星雨のとき。10個ほどうつっています。

|

« 白神山地 | Main | 白神の星空から学んだこと »

Comments

横浜方面は星ならぬ 水の雨が
部分月食もダメ~

そろそろスカ-と晴れてほしいなぁ

Posted by: くろがね | Wednesday, 19 October 2005 21:22

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 流れ星:

« 白神山地 | Main | 白神の星空から学んだこと »