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Sunday, 16 July 2006

星への原動力

先週は職場(学校)の生徒たちに七夕にちなんで
天体観察会を予定していました。
でも、全日くもりで中止となりました。
最終日には、会を一番楽しみにしていた中学1年生を対象に、
「天体観察会、の代わりの会」を決行しました。

学校ホールに場所をうつし、埋め込み型の大スクリーンに
パワーポイントやステラナビゲーターをつかって、
星をみるために必要なこと(2005年10月参照)や
七夕の星についての説明、今日の空のシミュレーションで
星の見つけ方などをやりました。
要するに、簡易式プラネタリウムのようなもの。
照明を落としたホールにステラナビの星が現れると
非日常の雰囲気があり、生徒たちと一緒にはしゃぎました。

七夕の星と夏の一等星は目立つので
すぐに見つけられること。
見つけた星の名前がわかると楽しいこと。
都会で見る星空は目立つ星しか見えないから
一等星を見つけやすいこと。
だから、満天の星空じゃなくても、肉眼だけで、
星は楽しめるということ。

どこにもでかけなくても、いつでも、
特別な道具がなくても
晴れた空があれば楽しんでほしい。
それを伝えたくて。
そのための道具として便利だったのが
簡易プラネタリウムでした。
星の話がしたかったのでも、
プラネタリウムを見せたかったのでもなく、
本当に見て欲しいのは、自分の力で見る、本当の星。

ヴェガの、夏の女王らしい、涼しげな輝きが綺麗。
おとめ座のスピカの、やさしい真珠のような美しい姿。
はくちょう座のアルビレオの二重星の色の対比は、
密かに宝物を見つけたような嬉しさ。
木星のガリレオ衛星たちの、毎日の位置の違いから、
木星の周りを回る衛星たちを思い浮かべる楽しさ。
さそり座のつりばりのようなS字の、大きさに驚く。
などなど・・・
言葉に頼らずに、また演技でもなく、
心の底からそう思いながら、
夏休みには本当の空で自分で見てごらん、
科学館で観望会があったら望遠鏡をのぞかせて
もらってみて、などと紹介しました。

プラネタリウム解説の経験などありませんから、
どれだけのことができるのか自信はないままに、
できるだけのことをやってみました。
会のあと、「夏に家に帰ったら星を探してみるんだ!」と
興奮気味に他の先生に報告してくれた生徒が
数人いたとききました。
こういう声は不安をかき消す原動力になります。
嬉しい言葉です。

本当の星空へ誘う、案内人はやめられそうにありません。

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