星と音楽の夕べ

Friday, 30 September 2005

iMSで見つけたプラネタリウム

iTunes Music store の検索で「プラネタリウム」という曲を見つけた。
土岐麻子さんの初のオリジナルアルバム「Debut」の中の一曲。
このアルバムは今月の7日に発売したばかりの、旬の一枚だ。

土岐さんはCymbalsのヴォーカリストとして活躍していた人で、
その解散後はジャズをうたったりそのアルバムを出したりしている。

「プラネタリウム」という曲は軽くポップで、彼女の声はさわやかで、
こんな感じのプラネタリウム空間も良いんじゃないかと思えてきた。
学習向け、ファミリー向け、カップルのデート向け、以外のジャンルで。
30歳前後の独身女性が週末の仕事帰りに立ち寄って、ほっと一息つけるような。
肩に力は入っていないけれど、ちょっとハイセンスで知性的な投影。

<またたくひしゃく座たち 目印動き出す>
ポインターで北斗七星から北極星をたどっているのかな。

<指を鳴らしたら首尾良くほうき星>
彗星投影機かぁ。

<今夜も夢は終わらない>
星が好きで投影が楽しくてたまらない解説者みたいだな。

・・・と、曲を聴きながらまたこんな想像をしてしまう私なのでした。


<  >内は歌詞より。

土岐麻子さんオフィシャルホームページ

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Wednesday, 28 September 2005

たどり着けるまで行く

<茜色に暮れ行く空は>

で始まるこの歌は、buglifeのデビューアルバムの4曲目。
テレビ東京「ぶちぬき!」のエンディング曲として流れている。
ただいま私のヘビーローテーション。
渋谷に新しいプラネタリウムができる、2009年までの
テーマソングに思えて仕方がなく、胸にしみこませながら聴いている。

曲を聴きながら思い浮かべるイメージを羅列してみよう。

    * * *

たとえば、曲中のこんな言葉。
<暖かさの中の 儚さが似てるから?>

好きなプラネタリウム投影で生じる、この感覚。
満天の星に包まれて、解説員とつながる、暖かさ。
だけど、闇の中で、たったひとりを感じる。
非日常の、自分と向き合う時間が終わる、明け方の空。
どんな投影がそんな感じをつくるのか、具体的にはわからない。
ただ、新しいプラネタリウムでも、この感覚を受け継いで欲しい。

    * * *

<今夜東京にも星が観える
 ここにある景色の 何を君に伝えりゃ良い?>

渋谷にプラネタリウムの星空が帰ってくる。
そこでは何を伝えるのか。何のために星を映すのか。
答えはひとつでなくて良いと思う。
どの答えであっても、誰かが伝えたくて、考えに考えた方法で、
できる施設になるならそれで良い。

      * * *

<君と歩いたすべての道の続きへ
 君を愛したすべての意味の続きへ
 たどり着けるまで行く>

「君」は「ツァイスくん」だ。
渋谷にあった、前のプラネタリウム施設の象徴、
ツァイスIV型プラネタリウム投影機。
何を受け継いでいったらいい?
いつまでも「攻め」の姿勢で、星から学ぶ楽しさを伝えていくこと。
それはゴールのない新しい旅。
「たどり着けるまで行く」

      * * *

<柔らかい気持ちになりたい
 いつも同じ場所へ戻って知る
 ささやかな言葉と 鮮やかな夢の色>

ドームの、あの椅子に座るとそんな気持ちになった。
シンプルなデザインはハード面だけでなく、星も、解説も。
そこから湧き上がる夢は本当に色とりどりだった。
あの場所で私が見た夢もそうだった。またあんな夢を見たい。

      * * *

<遅れてきた手紙を読む>
<そこにある答えの どれを僕は解れば良い?>

遅れてきた手紙、これが「卒業文集」とどうしても思ってしまう。
「遅れてすみません」とは頭を下げ続けたものの、
結果的には(自己弁護するわけではないが)遅れて良かったのかもしれない。
異常なまでの閉館時の盛り上がりの流れで発行しすぐに冷めてしまうよりも、
4年後の今だから冷静に振り返りながら読むことになっただろう。
文集はタイムカプセル。あのころのみんなの気持ちに会える。
ただの一時の感情の盛り上がりだったのか、そうでないならその理由はなにか?
それを解らなければいけない。

      * * *

私も、攻めの姿勢で。
何ができるかより、何をやりたいかを考えよう。
自分の無力に打ちのめされるときは、
「たどり着けるまで行く」
と唱えよう。
 
 
buglife オフィシャルホームページ
「たどり着けるまで行く」試聴できます

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Monday, 27 June 2005

「遠い空の記憶」

そろそろ、このblogタイトルの話をしておきましょう。

「遠い空の記憶」は、シンガーソングライター青木孝明さんの曲です。
青木さんは、以前サンシャインプラネタリウムで行われたあがた森魚さんのプラネタリウムライブにサポートメンバーとして参加していたこともある、ミュージシャンです。
そしてこの曲は1996年発表の3枚目のアルバム「Melody Circle / 青木孝明」の2曲目にあります。
マンドリンとチェロの弦の音が心地良い、ゆったりとした三拍子の曲。
はじめてタイトルを見たときから、「これは!」と思っていました。

「雨ざらしになった宝物 僕と探しに行こう」
歌詞の中のここが一番好き。このblogのテーマでもあると思っています。

Yahooやgoogleで検索すると、元ネタ関係情報をさしおいて
このblog関係のページがヒットするようになってきており、
恐縮しております。

そんなことにもなろうかと、このblogをはじめるときに、ご挨拶をしておきました。
ちょっとした縁があり顔見知りにさせていただいていたので、
「青木さんの曲のタイトルでblogのタイトルにつけたいものがあって、使わせて欲しいのですけど、いいですか?」
タイトルは著作権上、無許可で使って良いことにはなっており、好きな曲のタイトルを流用するというのはよくあることです。けれども、アーティスト本人を知っているくせに何も言わずにインターネットの公共の場で使うのは違和感を覚えるので、曲のタイトルを使うことを申告しました。
「ああ、いいよいいよ、ぜひつかって」
青木さんはすぐに快諾してくれました。
しかし、どんなblogにつかうのか、どのタイトルを使うのかを言うのを私は忘れてしまいました。
ある日ネット検索していた青木さんは、「遠い空の記憶」でヒットしたサイトがザーっとならんでいてびっくりするかもしれません。
 
 
 
★そんな「遠い空の記憶」をいっばいつめこんだ卒業文集は7月7日発行予定です。
【文集のお求め方法PDFファイル】
http://miwa.way-nifty.com/gotoplanet/bunsyu_info.pdf

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Sunday, 26 June 2005

はじまりはここから。ザバネタリウム

1999年6月26日はザバネタリウムの第4週目でした。

この月の「星と音楽の夕べ」投影は「zabadak(ザバダック)特集」。(ザバダックでプラネタリウムだからザバネタリウム)
1999年6月の五島日記を読むと、なんだか初々しくて恥ずかしい感じがします。このころはwebにかくとはそういうものかと思って顔文字もつかっていますね。こんなに公(おおやけ)の、長く続くホームページになるとも思わず、軽く気持ちを表現していたようです。

「zabadak特集」を仕掛けたおかげで、アーティスト本人である吉良さんがやってきたのがこの日でした。その翌年にライブまで行うとは夢にも思っていませんでした。というか、本人が来てくれただけでも夢心地だった、地に足が着いていない状態だったのが日記からわかります。

私にとってプラネタリウムというものが、お客さん側として見ているだけのものから、仕掛ける側へと足を踏み出した、この1999年6月に行われた第一回目の「zabadak特集」でした。どう使うのか、どう見せるのか、意識して考えるきっかけの投影です。
使うとなると、それまで以上に投影機の能力やくせを知ってそれを投影に反映させたりして、余計に愛着が生まれたのでした。ザバネタリウムがきっかけで星のことだけではなく、「プラネタリウム投影機」や「解説員」そのものにも興味をもってもらえたこと、そして小さくてもその接点に自分がなれたことが嬉しかったのを覚えています。

今でもzabadakの吉良さんにはたいへんお世話になっています。ザバネタリウムあってのGO!GO!!GOTO-Planetarium、なのでした。

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Saturday, 30 April 2005

アパラチアの春

プラネタリウムで聴いてみたい音楽にアーロン・コープランド作曲の「アパラチアの春」があります。アパラチア地方の民謡のフレーズを取り入れ、長い冬から春への季節の変化の情景が目に浮かんでくるような、美しい曲です。
春らい曲だから4月が終わる前に書いておこうと思います。

曲の長さは約30分に及びます。見ているだけで心地よいプラネタリウムの星空の下でなければ、私の夢は成立しません。良い音響で聞きなれている耳には、音のシステムの方にも贅沢なものを望んでしまいます。プラネタリウムで音楽をかけるだけではだめなのです。

こんな投影ができるなら音楽だけをじっくり流すのもいいですが、緩急動きのある曲なので、曲の導入の静かな部分では日没の星空案内を入れたりしながら構成させるのも、音楽と星の相乗効果が高まりそうな感じもします。それからしばらく、日が暮れて星ぼしが空をうめつくすまでは音楽だけの力で演出し、テンポアップして楽しそうなパートにきたら楽しく宵空の案内をします。

春らしい息吹を味わいたいので、素朴な星空、暖かい星空でぜひ見たい(聴きたい?)です。春の初めのさわやかな季節に地面に寝転がって星空を眺めているような・・・だから絶対に水平床のプラネタリウムで、無防備なくらいにリクライニングして、星空を見上げるスタイルで。

曲が終わると、瞬く星に包まれている深夜のイメージ。だからもう一曲はカップリングが必要ですね。夜のまま終わるのも気分が悪いので、やっぱり一晩分、朝までのプログラムにしなくてはなりません。30分プラス数曲で1投影つくれます。しかし、またカップリングをどうしようってことで悩んでしまいます。

中学生のときにはじめてきいたバージョンがこれ。バーンスタイン指揮、ロスアンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団の演奏でした。

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Friday, 29 April 2005

2000年4月の「星と音楽の夕べ」はzabadak特集でした。4月29日は第5週、最終回の日。
zabadak特集の選曲はアーティスト推薦者の私がやっていました。曲にからめた星の話を考え、それらにそって曲順を決めて、担当解説員の村松さんへぽんと渡してお願いします。この月は5週あり、曲も星の話も毎週別プログラムを楽しんで頂きました。

4月ということでまず選曲したかったのが、「桜」というインスト(うたなし)の約9分の少々長めの曲。桜の花の木の下にいる情景が心に浮かぶような曲で、五島の星空の下できいてみたいと思っていた大好きな曲です。
ですが、解説なしでうたなし。星空と音楽だけの10分間は、お客さんを退屈させてしまうのではないかという心配が最初はありました。だから、その前年にあったザバダック特集でも、長いインストの曲はつかいませんでした。1年の間に五島の星空のことがもっとよくわかり「この星空だったら音楽だけで鑑賞できる」と確信し、メニューに組み込みました。

より強い確信にするために、ふたつのことを構成に課しました。
ひとつは曲の前に村松マジックのきいた星空案内を入れて、星空に親しんでおいてもらうこと。これはいつもの調子でやってもらえばよいので難しいことはありません。
もうひとつは桜の花をイメージできるように、桜が開花したあとでしかも散りきってしまう前の頃に、プログラムを持ってくること。使用する曲目を告知するため、投影より前にそれらを決定しなければなりません。五島の星空での「桜」は、季節ものでもあるしファンにとっても愛着がある曲で、目玉の曲として毎月の投影パンフレットに載せる告知にも必ず載せたいと思いました。パンフレットの入稿期限が2ヶ月くらい前(だったかな?)。すなわち、1月か2月頃からその年の桜の開花予想をして、どの週に「桜」を流すのかを決めたのでした。「よし、第2週がベスト!」と賭けのように決めた選曲は大当たり。ちょうど満開のお花見シーズンにあたり、曲とともにドームいっぱいに桜の花びらが舞い踊るような気持ちで星空を見上げていました。

星空と音楽だけ。これが心地良いプラネタリウムの星空にまた出会いたいです。
「リアルな星空」がウリの投影機もすごいですし、星空の説明なら精巧な投影機でなくても良いのですが、「鑑賞に値する」「優しく包んでくれる」星空が欲しいのです。

旭川の新しい星空の美しさは、いかがでしょうね。(期待!)

☆新カテゴリー「星と音楽の夕べ」では、プラネタリウムで聴きたい音楽やいつか実現したいコラボレーションなどを私の感性と好みのままに紹介しようと思います。

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